TORAIZ卒業後も英語を勉強してみる

普通の会社員。海外生活経験なし。コーチング系英語学校TORAIZを卒業後、自力で英語の勉強を継続することにチャレンジ中。

Versantを10回以上受験してみて思うこと、これまでのスコアの推移など

ここ1年ほど、勉強の進捗確認のために約月1回のペースでVersantというテストを利用しており、2018年4月から2019年6月までに10回以上受講しています。トライズでは卒業までにVersantを13回受けることになるので、私の受験数がとりわけ多いというわけではないのですが、思うところを書いてみます。

【Versantの内容】

Versantは、スマホで受けられ時間も20分弱と手軽なものながら、大手商社や外資系企業、大使館の採用試験などで導入されている実績のある国際的な試験ということです。詳細な内容はVersantのホームページをご覧いただければ。

Versantは80点満点で、総合点と、文章構成・語彙・流暢さ・発音の4つの個別分野でそれぞれスコアが表示されます。Versantのスコアが何点でどれくらいのレベルか、というのは調べてもよくわからないのですが、目安としては、総合点で日本人平均が38点、45点で英語圏で生活ができるレベル、50点で英語圏で仕事ができるレベル、とも言われています。その他としては、50点で辛うじて英会話が必要な仕事に耐えられるレベル、在日米国大使館で勤務するには59点が必要、という記事も見かけたことがあります。

 

【Versantのコツ】

Versantは自力が試されるテストなので、あまり対策のしようがない、というのが私の感想です。ということでいまだにスコアが上がらず苦しんでおり、ここに書ける秘術は持ち合わせていないのですが、後述のように、テスト慣れというところは確かにあるので、受験される方は2回受けてみたらよいかもしれません。

 

【これまでのスコア推移】

私は海外勤務経験や長期留学経験もなく、伝統的な日本の職場で働きながら、英語を勉強しています。仕事上の英会話は、年に2,3回、海外出張で使う、といったレベルです。

これまでに、トライズ式に平均して週に20時間の勉強(スピーキング、リスニング、英会話の構成。内容は過去記事トライズについて③ トライズのプログラム - TORAIZ卒業後も英語を勉強してみるもご参照いただければ。)を1年以上続けてみた結果、現在までの自分のVersantのスコアは以下のような推移になっています。

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結果を見れば、出だしが38点、現在の最高点は54点なので、スコア上は、勉強をしたことで、「日本人の平均」から「英語圏で仕事ができるレベル」まで伸びたことになります。ただ道中は凸凹が続き、現在は、自己ベストの更新は、4か月に1度くらいの割合(この間、英会話に特化した勉強を300時間ほど実施)でしかできていません。あまりにも上がらないので、最近は、Versantは基本的には5点以上下がっていなければOKくらいの気持ちで受けています。もちろん、受けた後は自己ベストを期待して点を待つのですが笑。

 

【Versantについて思うこと】

・50点の壁がある

上記で50点で英語圏で仕事ができるレベル、辛うじて英会話が必要な仕事に耐えられるレベル、とありますが、私のようなほとんど英会話を使ってこなかった日本人にとっては、Versantで50点を取るのはかなり大変だと思います。私はTOEICに特化した勉強もしていたことがあり、英会話の勉強前に900点以上も取ったことがあるのですが、そういう下地があっても、英会話に特化した専門スクールに何か月も通ってようやく50点取れた、といった感じです。TOEICも最初410点から900点まで頑張って勉強したんですが、Versant50点を取るほうがずっと大変でした・・・。英語は、残念ながら簡単には話せるようにはなりません。

・実力の目安は2回目以降

TOEICなどのテストもそうだと思いますが、テスト慣れというものがどうしても存在するので、Versantも初回はあんまりよいスコアは出ないのではないかと思います。逆に言うと初回受験で40数点取れる人は、もともとかなりの会話力、あるいはポテンシャルがある方のように思えて、そういった方々は英会話の勉強を開始して数か月後にすんなり50点をクリアしたりしているように思えます。うらやましいなーと思ってみているので、錯覚かもしれません笑

・プラスマイナス5点くらいは起こりがち、2回同じスコアが取れたら実力

Versantは機械採点ということもあり、スコアは結構幅があります。トライズ受講生や私のようにあまりVersantを連続して受ける人もいないと思いますが、私の感覚では、Versantはまぐれも間違いも2度は起きない、という感じなので、同じスコアを2回取れたらその実力はある、と考えるようにしています。

・50点取れても流暢に話せているという感覚はゼロ

元も子もない言い方ですが笑 Versant50点をとれた時の感覚はTOEIC900点をとれた時と似ていました。そのスコアをとったら何か景色が変わるかと思ったら、大して変わらなかったという。例えばTOEIC900点まで行けば映画を字幕なしで見れるようになるんだろうなーと思っていたところ、実際取っても字幕なしなんて全然無理でした(ちなみに今でも無理)。今も英会話で言葉が出ないことなんてしょっちゅうで、過去形とか複数形とか間違えまくりの状態です。上記の「辛うじて英会話が必要な仕事に耐えられるレベル」という意味は、「この人英語できないけどぎりぎり何とか言いたいことの意味はわかる、とネイティブの人に思われるレベル」ということであれば納得です笑

在日米国大使館で勤務できる59点まで行けば景色が変わるかもしれませんので、次の目標としてそこまで頑張ってみたいと思います。